DMJ No. 50013301
学名/和名
(MJ No.)
Spatalistis christophana (Walsingham, 1900) ギンボシトビハマキ, Cat.0166
標本画像
生態画像
同定

開張13-17mm. 前翅の斑紋は図示したごとく, 極めて個体変異にとむ. 別名にナガトビハマキがある.

 Spatalistis 属は前・後翅ともCuA1M3は有柄となる. ♂交尾器の uncus は短く存在し, socius は細長く発達している. Valvaは細長く, 基部で広くなる. Sacculus は通常先端が突起状となり毛を密生するが, 刺を有する種もある. Brachiola は非常に細い. ♀交尾器のsterigma はよく発達していて広く, 後角部は通常突出する. Ductus bursae は太くて長く, cestum を欠く. Signum は丸く小突起群からなるが, 欠く種もある. ユーラシア大陸から14種が記録されているが (Razowski, 1966), bifasciana を除く他の種はインドから東南アジアにかけて知られている.

分布 北海道, 本州, 四国, 九州, 対馬, 屋久島, 中国, ロシア(ウスリー) に分布する.
発生期 成虫は6月下旬から9月までとれるが, 四国では5月から, 屋久島では10月までとれている.
食樹・幼生期 幼虫はカシワ, アカガシ等 Qercus 属の葉をまく.
幼虫画像